酒粕由来のレジスタントプロテイン含有素材 プロファイバー®
- 素材の特長
- 酒粕由来のレジスタントプロテイン(難消化性タンパク質)と食物繊維を含んだ発酵食品素材です。
- 期待出来る機能性
- ●内臓脂肪低下
- ●腸内環境正常化
- ●油吸着・脂質排泄
酒粕には、米・麹・酵母に由来した多くの栄養成分が含まれ、これまでの研究でも様々な生理機能が報告されています。大関株式会社とヤエガキ醗酵技研株式会社の共同研究チームは、酒粕に含まれるレジスタントプロテイン(難消化性タンパク質)を始めとする複数の食物繊維様の成分に着目し、これらの難消化成分を複合的に含有する、様々な機能を有した食品素材「プロファイバー®」を開発しました。
プロファイバー®は「油吸着」「腸内環境正常化」「内臓脂肪低下」機能が確認されています。
プロファイバーの製造法とその特性
酒粕に糖化酵素とプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)を作用させるとともに清酒酵母で3日間発酵させ、酒粕に残存する栄養素を低減させます。それにより食物繊維とレジスタントプロテインから成る難消化成分を濃縮しました。
その結果、プロファイバーは酒米よりもレジスタントプロテインが約13倍、食物繊維が約57倍、両方で約23倍含有量を増加させることができました。
油吸着効果
プロファイバー®は多孔質で油の吸着効果を有しています。
また、不溶性の素材であるため、pHの低い胃液などでも油吸着効果を発揮します。
腸内環境改善
便秘気味の女性(n=72)を対象にプロファイバーを摂取していただいた結果、便通改善・腸内菌叢の改善効果が確認されています。
内臓脂肪低下
コレステロール値および中性脂肪が基準値を超えた男性(n=9)を対象に、
プロファイバー750mgを2ヶ月間 継続的に摂取していただいた結果、中性脂肪値の減少が確認されました。
- 【参考文献】
- 渡辺敏郎, NEW FOOD INDUSTRY,
51,27-36(2009) - 渡辺敏郎, NEW FOOD INDUSTRY,
52,24-30(2010)