酒米に必要な条件を満たす日本一の酒造好適米といわれる「山田錦」を使って、
辛丹波は造り上げられています。
誰もが認める酒造好適米の最高峰、山田錦。『辛丹波』は、酒造りにおいて重要な位置づけを占める麹米に、この山田錦を用いています。また、酒米づくりの里である地元・兵庫の素材にこだわりたいという強い想いから、兵庫県産米を100%使用。杜氏ら『辛丹波』の酒造りに携わる者は、こうしたお米のつくり手に感謝の気持ちを込め、米の旨みを酒のうま味へとみごとに変えて『辛丹波』に醸します。お米をつくる人の想いや情熱が、しっかりと凝縮されたお酒、それが『辛丹波』です。
その年の米の出来に合わせて米の処理をきめ細かに加減する。
櫂を入れずとも、自ずと溶け出て酒になるほど力強い麹を造る。
醪が酒へと発酵していく姿を日々、わが子のように見守る。
300年以上にわたって丹波杜氏が代々受け継いできた技のすべてが『辛丹波』に凝縮されています。
丹波杜氏は、日本三大杜氏の一つに数えられる酒造りの技術集団です。彼らは300年以上にわたって、灘の酒造りを支えてきました。『辛丹波』は、そんな造り手たちの故郷にちなんで名づけられたお酒です。「酒造りは原料処理(米の処理)で決まる」「櫂で溶かすな。放っておいても自然に溶け出して酒になるぐらい力強い麹をつくれ」「どのような発酵をしているか、醪の顔を見ろ」。こうした言い伝えをはじめ、今も受け継がれる丹波杜氏の技と酒造りにかける情熱が、余すことなく凝縮されたお酒、それが『辛丹波』です。
千差万別な日本酒の味わい。
その道しるべとなるのが「日本酒味わいマップ」です。
「先味がしっかりした、辛口の味わい」味わいマップのポジションから『辛丹波』がバランスのとれた
飲み飽きしない、まるで白ごはんのようなお酒であることが証明されました。
日本酒の味わいを数値化できる味覚センサーと専門家による官能評価を用いて、統計学的な解析を行ない開発された大関の「日本酒味わいマップ」。 『辛丹波』は、先味がしっかりした辛口の味わいをもつ『キレ』エリアにマッピングされました。 『辛丹波』のすっきりとしていながらも、うま味もしっかり持つ絶妙のポジションは、長く愛され、飲み継がれるお酒であることの証です。さらに辛丹波と料理の相性を検証すると、幅広い料理と相性が良いお酒であるという結果が出ています。辛口淡麗の本醸造酒で、白ごはんのように料理の味を引き立てる『辛丹波』だから、四季を通して味わうことができます。
温度が少し違うだけで、味わいや印象が変わる日本酒。
『辛丹波』は冷やでも燗でも、どの温度帯でも多彩な味わいを愉しめる辛口淡麗本醸造酒です。
また、温度帯だけでなく四季の料理に合わせれば飲み飽きしない『辛丹波』の魅力がいっそう広がります。
『辛丹波』は冷酒、常温、燗のどの温度帯であっても、おいしく味わえます。その理由は酒質が安定していて、香味のバランスが優れているため。冷やすと淡麗がよりきわだち、温めるとまろやかなうま味がひろがります。また、『辛丹波』は、四季のどんな料理にも合わせられるお酒です。春は旬の野菜を使った一品と。夏は見た目も涼やかなお刺身を肴に。秋は焼き魚にユズを添えて。冬は多彩な鍋料理に。お好みの料理とともに、いろいろな温度帯で、『辛丹波』の奥深い魅力に出会ってください。