甘酒の原型は、お米と米麹(こめこうじ)を醸成して作られたもので、 その誕生はなんと弥生時代にまでさかのぼるといいます。甘いものが貴重だった江戸時代には、スイーツとして楽しまれるほか、夏バテ防止ドリンクとしても利用されていたようです。俳句の世界では、「甘酒」は夏の季語であることからも、夏の飲み物であったことがわかります。
現在は、酒粕と砂糖を煮て作る甘酒が一般的ですが、これは大正時代に普及したもの。手軽さや流通しやすさなどから、こちらが主流になったと考えられています。
甘酒には糖分が含まれているので、散歩や運動前、食欲がない時のエネルギー補給におすすめです。
すっきりとした甘さで冷やしても、温めても、おいしく楽しめる大関 甘酒。朝食にプラスしたり、おやつとして甘酒を生活の中に取り入れてみてください。
酒粕には、ビタミンB群やアミノ酸、レジスタントプロテイン(難消化性のたんぱく質)が含まれています。レジスタントプロテインは、食物繊維と似た働きをし、コレステロール低下や腸内環境改善に効果があるとの研究結果があります。
大関 甘酒には、さらに酒粕由来の豊富なアミノ酸がふくまれています。その中でも、体内で合成することができず、食事から摂取しなければならない「必須アミノ酸」も以下の内容で含まれています。
特に筋肉をつくるのに大切なアミノ酸。
分岐鎖アミノ酸(BCAA)に属する。
タンパク質の生成・分解を調整することにより筋肉の維持に働きかける。
分岐鎖アミノ酸(BCAA)に属する。
タンパク質、特に筋肉をつくるのに大切で、ヘモグロビンを形成するのに必要なアミノ酸。
分岐鎖アミノ酸(BCAA)に属する。
脂肪をエネルギーに変えるのに必要な、カルニチンという物質の材料になる。
からだの中でタンパク質をつくるとき必ずいちばんはじめに必要な必須アミノ酸。
不足すると、すべてのタンパク質合成に支障が出てしまうおそれが出る。
成長を司る因子として機能し、新陳代謝を促して新しい細胞を作り、成長の促進を促す効果がある。
特に幼児の発育に必要となり、成長を促進する働きがある。
ヘモグロビンや白血球の産生に関与する。
脳と神経で信号を伝達する神経伝達物質として働き、脳内神経伝達物質ドーパミンやノルアドレナリンの産生に関与する。