2004.06.01
「胎児性アルコール症候群」(FAS=Fatal Alcohol Syndrome)の深刻な障害を引き起こさないために、妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。
胎児性アルコール症候群」とは…
妊娠中の女性が飲酒をすると、胎盤を通じて胎児の血液にアルコールが流れ込み、アルコールを代謝する能力が未発達な胎児は母体よりもさらにその影響を受けやすく、これが原因で深刻な障害につながる可能性があります。
また、授乳期に飲酒すると母乳にアルコールが含まれ、乳児に飲酒させることにもなってしまいます。
このように母体のアルコール摂取が原因により、胎児や乳児にあらわれる深刻な障害等が「胎児性アルコール症候群」と呼ばれるものです。
この障害は『飲酒を避けること』で100%予防が可能です。
*妊娠を考えた時から飲酒を避けること。
*妊娠に気づく前に飲んでいた時には、その時から飲まないようにすること。
日本では女性の飲酒率が急上昇していますが、その一方で妊娠中の飲酒によるリスクについてはあまり知られていませんので注意が必要です。
参考文献
「FAS国際シンポジウム」報告集
「知っていますか?妊娠とアルコール」メッセージカード
~特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)作成。
なお、大関としては今秋より順次、商品に下記注意表示を追加していきます。
●妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
以上