伝統の発酵食品のチカラが、
健康志向の人たちに人気。
甘酒の原型は、お米と米麹(こめこうじ)を醸成して作られたもので、 その誕生はなんと弥生時代にまでさかのぼるといいます。甘いものが貴重だった江戸時代には、スイーツとして楽しまれるほか、夏バテ防止ドリンクとしても利用されていたようです。俳句の世界では、「甘酒」は夏の季語であることからも、夏の飲み物であったことがわかります。
現在は、酒粕と砂糖を煮て作る甘酒が一般的ですが、これは大正時代に普及したもの。手軽さや流通しやすさなどから、こちらが主流になったと考えられています。